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最近、自分が時々経験する「とある価値観の葛藤」の話。
AIとかテクノロジーが好き&詳しい知人友人たちと話していると、居心地が悪いときがある。
同じ場所にいて、違うものを見ている感覚になる。
これが、ひとつは価値観の問題だと考えた。
世の中は新しいテクノロジーの発明によってどんどん便利になっていく。新しい可能性が開く。
それはそれで素晴らしいことで、否定はしない。
けれどその一方で、見落とされていく価値もある。
何かを”わざわざする”ことにある価値。人間同士の目と目を合わせて、相手を感じて関わりを持つ価値。
不便さの中でにある気づきや驚き。旅行でいうなら「途中の景色を楽しむ」価値だ。
相手がテクノロジーのメリットやベネフィットについて話している時、というよりも、それらがポジティブなものであるということを”前提”にして話している時、自分は居心地が悪い。それは自分が大切にしている古い価値が無視されているように感じるからかも知れない。
僕の大好きなビートルズ。彼らがまだアマチュアどころか、ギターのコードもよく知らなかった頃「隣町で新しいギターコードを知っている人がいると聞いたら、車で隣町まで教えてもらいに行ったりした」という小さなエピソードがある。
僕は彼らのこのエピソードが何とも言えず大好きだ。
きっと僕は、途中の景色を楽しみたい。
多少不便でも、そこに気づき、驚き、深い味わいを見つけたい。
たまたま出会う人に直接ハローと言いたい。
「”わざわざ”やりたい」こともある。